上達への一歩 鈴木華陽さん
隷書を始めたい方へ ― 急がずゆっくりと
毎日新聞東京都版の月例書道特集「こころの書」とのタイアップ企画、今回は毎日書道展審査会員の鈴木華陽さんが講師を務めます。
テーマは漢字の書体の一つ、隷書です。字の書き始め(起筆)や終わり(終筆)に特徴があり、全体に平べったい感じの文字です。篆書の早書きとして普及し、中国・前漢の時代に一般化したとされます。
私たちが日常使っている楷書と比べると、伸びやかで素朴さを感じさせる隷書。鈴木さんは「急がず、ゆったりと書いてください」とアドバイスします。
隷書で書かれた碑も多く残っており、その拓本が臨書の手本になります。取材ではお勧めの碑や書き方のコツを教えていただきながら、筆の動かし方を見せていただきました。
4月の「こころの書」は26日(金)の毎日新聞東京都版に掲載されます。
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鈴木華陽(すずき・かよう)
東京都東村山市在住。毎日書道展審査会員。東方書道院理事、朝聞書会常任理事、青桐書会常任理事、書声会審査員・編集人などを務める