三上 栖蘭~光を失っても、なお

心への響きを頼りに

 毎日書道展参与会員の三上栖蘭さんは数年前から視力が衰え、失明に至りました。
 「これからどうすればよいのか」。大きな喪失感を味わいましたが、いま再び筆を採り始めています。心への響きを頼りに筆を進めると、これまで分からなかったことが何となく分かってきたと言います。三上さんの筆による2024年のカレンダー製作プロジェクト(一般社団法人「触覚書道刻字協会」主催)も動き始めました。
 三上さんが会長を務める書道玄海社の稽古場を訪ね、お話をうかがいました。
 
 カレンダー製作プロジェクトの概要は、①クラウドファンディングでカレンダー製作費用を集める②カレンダーの販売収益を「触覚書道」普及に活用する――です。クラウドファンディングは8月26日にタートし、9月30日23時59分に終了します。下記URLからご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/690504

 触覚書道刻字協会のホームページで随時情報を発信します。https://shokkakushodoh.org/
インタビュー動画はこちら

三上栖蘭(みかみ・せいらん) 1937年東京生まれ。60年に吉田栖堂に師事。79年吉田栖堂の急逝により書道玄海社会長代行に就任。84年から会長。同年毎日書道展に参画し、審査会員に。東方書道院功労者。現在、毎日書道展参与会員、伊勢神宮奉納書道展顧問。著書に「実用細字のすすめ」「書の年賀状」など

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