書との出会いに感謝しながら

慶徳紀子 かなと師と人生を語る

 かな書家の慶徳紀子さんは、大東文化大学で生涯の師となる熊谷恒子先生と出会い、書の道へと足を踏み入れます。手取り足取りではなく、徹底して自分で考えさせる指導。「人間として普通に生きて、初めて書が書ける」という教え。45歳で師を亡くした後も、いつもその言葉を支えに歩み続けてきたと言います。
 ことし傘寿を迎え、6回目の個展「源氏物語<浮舟>を書く」を開く慶徳さん。個展を前に、東京・池袋の自宅稽古場を訪ね、お話しをうかがいました。
 
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慶徳紀子(けいとく・のりこ) 
1941年東京生まれ。大東文化大学で熊谷恒子にかな、松井如流に漢字の指導を受ける。2007年に「白黒金銀朱展」(個展)で毎日書道顕彰、14年に日書展(日本書道美術院主催)で最高賞のサンスター国際賞を受賞。毎日書道会参事、日本書道美術院常任顧問、かな書道作家協会理事長
 
 

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